雑記
「紺屋町のあのあたり」
待ち合わせは紺屋町のあのあたりで そのメモをたよりに あのあたりであろう場所に向かうが おおざっぱなメモは やはり解読不可能で 橋のたもとの赤レンガ前で立ち尽くし 紺屋町はどこまでがそうなのか これまでは考えもしなかったことを あたまのなかでくりかえしながら 三十分ほど人の往来を眺めていた もう帰ろうかと思い始めたころ ちょっと先の人の間から 見覚えの在る姿を見つける どうやら あのあたりはここらしい おおざっぱなメモの人は 笑いながら手を振っている ちっともおかしくないので いぶかしげに手を振った 紺屋町は広いよ あと十分で帰ったかも と文句のひとつも言って あのあたりの先はどこかおしえてやろう と おおざっぱなメモをくしゃっと丸めた
by hajimenoippo_1
| 2010-05-30 20:46
| 雑記
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管理者(蒲公英・草)
(2004.6.10~) メール 蒲公英と草と大地が空に ---------------- よろしかったら こちらへ お知らせ とか・・・です。 *こう・ストーリーズ 詩集に・・・ 一滴の水(同人詩誌) 北上川 ----------------- ---------------------- カテゴリ
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