しっぽが動いた
ふにゃっと うしろむきのネコの 表のネコじゃなく その裏のちっこいやつ しっぽが動いたんだ 気のせいかな ときどき 背中でなにか語るんだ そのうち ひょいって風呂敷しょって 里へかえります なんて言いそうで #
by hajimenoippo_1
| 2008-08-30 21:48
| 雑記
いくつかの雨粒が
車のフロントガラスにおちてきた 助手席に乗っている彼女の話を遮って 「雨だよ」 と 言ったのだが いくつかの雨粒のままで それっきり増えることはなかった 彼女が話を続けたのかどうかも 覚えていないが いくつかの雨粒は 確かに彼女の話を遮ってしまった ほんとうは その話を遮ったのは 私だった いくつかの雨粒のせいにしたけれど その話を続けてほしくなくて 遮ってしまった その人のことは それ以上は話したくなかったから ------------------------------------- * 2007.3.6 某所投稿済み ・・・草 #
by hajimenoippo_1
| 2008-08-28 21:23
| 投稿詩
タテさんがライブのとき
ある曲のまえに「本当にあったできごと」 と前置きして歌い始めた曲があった ああ そうだったのか と 何度も聞いていた曲が そのひとことで違った感じになって ずんと心のなかに入り込んでしまった 人はひとつやふたつ 心に傷をもつ それをいかにことばにのせて 表現できるか ということを考えた しかしながら 難しい 抽象的な表現では伝わらないし 具体的に書きすぎると 人に嫌な思いをさせてしまう かといって 伝えたいことの核心を抜いてしまうと ナカミの無いものでおわってしまう ことばで何かを伝えるということは ほんとうに難しい だから わたしはときどき なんにもしゃべらなくなる #
by hajimenoippo_1
| 2008-08-26 20:14
| 雑記
歩き続けられる歩幅を
見つけられたのだろうか ふっとことばにつまづいて こてんぱんに落ち込んで 窒息しかけてた それは今もときどきある そこから抜け出す小さな道を 見つけられた気がしているが 錯覚かもしれないし ほんとうかもしれない また迷うのだろうな ことばに みんな自分の歩幅を 知っているのだろうか ことばの歩幅 ときどき見失うんだよね わたしは #
by hajimenoippo_1
| 2008-08-24 23:22
| 雑記
雨をかぞえた
ぽつぽつの雨をかぞえた かぞえられるくらいの雨 たいしたことのない雨 ぽつぽつの雨 いつつの雨 #
by hajimenoippo_1
| 2008-08-23 23:01
| 雑記
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管理者(蒲公英・草)
(2004.6.10~) メール 蒲公英と草と大地が空に ---------------- よろしかったら こちらへ お知らせ とか・・・です。 *こう・ストーリーズ 詩集に・・・ 一滴の水(同人詩誌) 北上川 ----------------- ---------------------- カテゴリ
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